雑文集積所

ホームページと情報発信

21世紀に入るまで、インターネットで個人が情報を発信するにはホームページを作る位しか方法がなかった。とはいえ、デザインにばかり凝って肝心のコンテンツはいつまでも増えないホームページは少なくなかった。またHTMLの習得に手間取ってコンテンツを作る意欲を無くした人や、作成しているうちに人に伝えたいことなど実は無かったことに気が付いた人もいた(それは私のことだ)。

2000年代に入ってブログが登場した。ブログの登場により、HTMLの知識が無くとも簡単に情報を発信することが出来るようになった。その結果、少なくないサイトがブログへと移転し、管理が面倒なホームページをわざわざ新たに作成しようという個人は次第に減少する。

そしてtwitterやFacebook、youtube、ニコニコ動画などの登場によって情報の発信はますます簡単になった。「発信」に専念できるようになったと言い換えることも出来る。とはいえ誰でも簡単に情報を発信できるようになったことで炎上などの新たな問題も発生するようになった。

今や「ホームページ」という言葉は死語になりつつある。Googleトレンドでも検索数は右肩下がりだ。ホームページという様式はこのまま忘れ去られていくのだろうか。

(2013/10/12)